自然周期で奇跡の採卵2(Kさん、46歳のケース)
『自然周期での採卵日が決まったんですけど・・・』
通常、嬉しいはずの内容なのに、何故か沈んだトーンでした。
『どうかしたんですか?』と尋ねると、
『実は、どうしても休めない仕事の都合で、
ドクターの指定日より1日遅れでの採卵なんです。
排卵を遅らせる事ができますか?』
『わかりました。出来る事は、やっておきましょう。』
それは、KさんからのSOS電話でした。
内診の結果、卵胞経24mm。3日後に採卵。
何時、排卵してもおかしくない状況でした。
救いなのは、尿検査が、まだゴールドサインが出ていないことくらい。
かなり厳しい状況でしたが、大村院長から教えられた
当院オリジナルの排卵止め施術をしました。
結果は・・・卵胞経32mmで採卵!!
実は、Kさん、
半年ほど前に、同じく自然周期での採卵当日、内診で卵胞経24mmを確認、
しかし、処置室で排卵済みだった苦い経験をお持ちだったので、
今回は、本当に奇跡に近い採卵だったと思います。
病院では、自然周期の採卵において、
排卵止めといえばセトロタイドがありますが、
これは副作用として、卵子の質を悪くする可能性があるので、
一長一短だそうです。
その点、鍼灸は、副作用も無く、安心安全です。
一般的には、年齢が高くなると、早期で排卵するリスクが上がります。
採卵日が合わなくて、残り少ない貴重な卵子を無駄してしまう例も度々あります。
そんな時には、鍼灸が役立つかも知れません。
いずれ、排卵止めの結果をまとめてご報告したいと思っていますが、
現時点で排卵のリスクが高い30件以上の症例(平均年齢43歳位)に対して、
その8割程が成功しています。
体外受精は、まず、採卵出来なければスタートラインに立てません。
しかし、自然周期での採卵は、常に、排卵のリスクがあります。
そんな時は、出来るだけ皆様の状況に対応していきたいと思います。
タウチ
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